外国人の能力向上意欲喚起/JACが今年度、制度創設・拡充
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建設技能人材機構(JAC、三野輪賢二理事長)は2025年度、建設分野における特定技能外国人のスキルアップ意欲喚起に向け、外国人本人および受け入れ企業を対象とした資格取得奨励金制度を創設する。
また、建設キャリアアップシステム(CCUS)における就業履歴の蓄積を促進するため、全国建設業協会会員企業など元請となる建設企業向けに、カードリーダーの購入費用なども支援する。
JACが会員ではない元請け企業を支援するのは初めて。
資格取得等奨励金制度 資格取得で奨励金10万円
建設技能人材機構(JAC)は資格取得などの要件を満たした外国人と受け入れ企業に、インセンティブ(動機付け)として奨励金10万円を新たに支給する。
特定技能制度が始まった19年4月1日以降、下記の試験に合格した外国人と
▷建設分野の特定技能2号評価試験 または
▷建設関係33職種の技能検定1級
その受け入れ企業に対し、各10万円を支給する。
申請主体は企業で、所属する全1号特定技能外国人の受け入れ負担金をJACに支払っていることが条件。過去の合格を遡及(そきゅう)して申請できる。
特定技能外国人の転職が認められているため、企業の支給対象は合格時点の受け入れ企業とし、企業には企業分と要件を満たした外国人全員分の奨励金を支払う。6月をめどに申請受け付けを始める。
CCUSへの資格登録と就業履歴蓄積を促進する支援制度の拡充
CCUSへの資格登録と就業履歴蓄積を促進する支援制度は拡充し、日本建設業連合会、全国建設業協会、全国中小建設業協会の会員である元請け企業を支援対象に追加する。
支援対象経費も範囲を広げ、新たに
◆事業者登録更新料(上限48,000円)
◆ID利用料(上限ID数1件)
◆カードリーダー購入費用(上限6万円、範囲内での購入台数に制限なし)
◆現場利用料(上限25万円)
を支援する。
現場利用料の支援対象は外国人技能労働者のカードタッチに限る。今夏をめどに申請受け付けを始める。
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(参考資料 日刊建設新聞、日刊建設工業新聞、日本工業経済新聞社、国土交通省HP、 一般財団法人建設業情報センターHP
一般財団法人建設業振興基金HP)