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CCUS登録進展もタッチ進まず

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全国建設業協会

全国建設業協会(今井雅則会長)がまとめた「2024年度労働環境の整備に関するアンケート」結果(2367社回答によると、建設キャリアアップシステム(CCUS)の事業者登録率は、前年度より6.3㌽上昇して69.3%となり、全体の約7割に達した。
雇用する技能労働者についても、「全員登録している」が11.2㌽上昇して41.5%を占め、4割を超えた。
一方、CCUSを「活用していない」との回答が7割近くに上り、登録は進んでいるものの、カードタッチによる就業履歴の蓄積にまで至っていない実態が浮き彫りになった。

建設キャリアアップシステム(CCUS)の事業者登録率

CCUSの事業者登録状況によると、登録済みが69.3%、登録申請中が1.1%、登録に向けて検討中が11.6%で、登録予定なしは18.0%だった。

雇用する技能労働者の建設キャリアアップシステム(CCUS)の登録率

雇用する技能者の登録状況は、全員が41.5%、一部登録が25.4%だったが、未登録も33.1%を占めた。

就業履歴を蓄積できる体制の整備状況

事業者登録済み企業に就業履歴を蓄積できる体制の整備状況を聞いたところ、「蓄積できる現場はない」が38.2%で最多となった。
次いで、
・「80%以上の現場で蓄積可能」が21.4%
・「19%以下で可能」が21.4%
・「19%以下で可能」が15.3%
・「20%以上49%以下で可能」が12.7%
・「50%以上79%以下で可能」が12.5%
となっている。

登録済企業の建設キャリアアップシステム(CCUS)活用状況

登録済企業の活用状況は、「活用していない」が66.2%で突出している。「現場管理に活用している」は19.7%だった。「建退共の電子申請に活用している」は5.4%、「カードレベルに応じて処遇している」は4.3%にとどまっている。

建設キャリアアップシステム(CCUS)に登録した理由

CCUSに登録した理由を見ると、「インセンティブ(優遇処置)があるため」「受注機会を得たかった」が大半を占め、登録しない理由も「受注機会を得たかった」が大半を占め、登録しない理由も「受注に影響がないため」が最も多い。
登録有無の双方とも、受注活動への影響が主な理由に挙げられている。

一方、「技能労働者の処遇改善・担い手確保」「現場管理の効率化」というCCUSの本来目的を登録理由に挙げた割合は、それぞれ10%台にとどまり、依然として低調な水準となっている。

建設キャリアアップシステム(CCUS)課題点

CCUS普及への課題点としては、登録や利用に掛かるコストや手間、活用可能な現場の少なさ、メリットの不明などが引き続き指摘されている。

このほか、CCUSと連携できる建退共電子申請方式は、前年同様に傾向は変わらず。「使用している」は約1割にとどまった。電子申請を使用しない理由は、「証紙貼付方式に慣れているから」が圧倒的に多かった。


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(参考資料 日刊建設新聞、日刊建設工業新聞、日本工業経済新聞社、国土交通省HP、 一般財団法人建設業情報センターHP
一般財団法人建設業振興基金HP)