【CCUS】3ツールが本格始動/就業履歴蓄積で環境整備
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あらゆる現場で建設キャリアアップシステム(CCUS)の就業履歴を蓄積できるようにするため、建設業振興基金が準備してきた三つのツールが本格始動する。
- 入退場管理システム「キャリアリンク」(コムテックス:富山県高岡市)
基金が導入費用を支援する簡易プランの申し込みが16日に開始。 - 「カードリーダーのロギング機能追加」7月に提供開始
- 「安価なカードリーダー(ソニー製のカードリーダーPaSori)8月から利用可能
三つのツール展開により、就業履歴が蓄積しにくいとされてきた小規模現場へのCCUS普及を目指す。
キャリアリンクで簡易プラン 16日から申込受付
コムテックスが提供する簡易プランの名称は「CCUSかんたんスタートキャンペーン」。
利用者の元請けに対して現場単位の電話番号を付与し、その番号に技能者が自らの携帯電話で発信(通話料無料)することにより、現場入場を登録し、CCUSの就業履歴を蓄積できる仕組み。
スタンダードプランより機能を制限した就業履歴蓄積特価のプランとなる。
カード-リーダーの設置が不要で、導入現場を選ばない点が最大の特徴。
事前の施工体制登録を省略でき、現場入場を把握するための電話番号設定のみで即日利用できる。住宅建設・リフォーム工事など、小規模現場の元請けをメインターゲットとする。
基金の導入費用支援
基金の導入費用支援を受け。初期費用と月額出面課金は無料にし、年額の基本料金は1セット(入場現場と特定するための電話番号設定)当たり1万5000円に引き下げた。
年額基本料金の1万5000円(5セットまで)から導入でき、スタンダードプランに比べて年間の最低導入費用は15万7000円低い。
元請けが基金に支払うCCUS登録料は現場利用料などは別途必要となる。申し込み方法はウェブのみで、2026年3月31日まで受け付ける。
3ツールでCCUS就業履歴蓄積で環境整備
就業履歴蓄積環境の整備に向けた三つのツールは
「カードリーダーのロギング機能追加」でパソコンがなくてもカードリーダー自体に就業履歴を一時蓄積できるようにし、
「安価なカードリーダー」でカードリーダーの設置コストを軽減した。今回の「CCUS簡単スタート
キャンペーン」はカードリーダーがなくても、電話発信によって就業履歴を安価に蓄積できる手段を提供することになる。
基金が事務局を担当する建設キャリアアップシステム運営協議会は、CCUSの23年度就業履歴数目標を22年度目標比約6割増の6000万件に設定している。
大幅に引き上げた目標の達成に向け、三つのツール展開により、住宅建設・リフォーム工事など、普及が進んでいない小規模現場のCCUS登録と利用を促す。
【参照HP】
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(参考資料 日刊建設新聞、日刊建設工業新聞、日本工業経済新聞社、国土交通省HP、 一般財団法人建設業情報センターHP
一般財団法人建設業振興基金HP)