CCUS/就業履歴蓄積状況 スマホで把握可能に
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建設キャリアアップシステム(CCUS)運営主体の建設業振興基金(振興基金、谷脇暁理事長)は、建設キャリアアップシステム(CCUS)の登録技能者がスマートフォンを使い、自身の就業履歴蓄積状況や資格情報を把握できるウェブアプリ「技能者パスポート」を開発した。
パソコンを使う従来の確認方法に比べ時間や場所などに制約されず、手軽に把握できるのが特色。
早期の実用化を目指し、実証実験を9、10月に1000人のCCUS登録技能者をモニターし実証する。8日にモニターの募集を始める。
4段階あるレベルのアップに必要な目安を表示する機能もアプリ内で提供する。日々の就業履歴蓄積状況を容易に把握できるようにすることで、登録技能者がCCUSを「わが事」と捉え、CCUSの積極利用や能力評価の申請につなげることが狙いだ。
技能者が日々の蓄積状況を実感しやすくし、処遇改善につながる現場でのカードタッチや能力評価制度の申請を後押しする。
実験結果を11月まで検証し、その後実用化を検討する。
振興基金、実用化検討へ
スマホにインストールして利用するネイティブアプリではなく、インターネットなどのネットワークから利用するウェブアプリとして、実証実験用を構築した。
CCUSのデータと連携し、把握できる就業履歴は毎日、資格情報じゃ毎月の更新とする。
登録技能者の基本情報や、登録している資格など証明書の画像データも表示できる。加えて、CCUS運営主体の建設業振興基金から提供される情報の確認や、技能者特典情報へのアクセスがアプリから可能だ。
レベルアップ診断
目玉機能として、日建学院を運営する建築資料研究社との外部連携により、レベルアップに必要な就業日数と資格の目安を表示する「レベルアップ診断」を提供する。CCUS登録資格の最も古い登録年月日を就業日数の起算点とみなし、専門工事業団体が策定した能力評価基準に基づく就業日数と必要資格を満たしていれば、能力評価の申請を推奨する画面が表示される。
反対に満たしていない場合は、レベルアップに必要な残り日数と資格が分かる機能だ。
実証実験中にレベルアップ診断を受けられる職種は、
1.内装仕上げ工事
2.電気工事
3.型枠
4.鉄筋
5.配管
6.機械土工
7.左官
の7分野。7分野の登録技能者数で全体の7割程度を占める。
9、10月ウェブアプリ実証実験
実証実験の期間は9月1日から10月31日まで。
8月1日現在でCCUSに登録し、実証実験期間中に就業履歴蓄積の見込みがある技能者をモニターの対象とする。実験終了後にアンケートへの回答に協力することも条件。実証実験参加のメリットとして、アンケート回答者の中から抽選でAmazonギフト県を贈呈する。
募集人数は1,0000人程度。8月末まで募集するが、定員に達した段階で締め切る。
申込みはこちら>>>
CCUS 技能者パスポート参加申請登録
このサイトで
①「技能者ID」
②「生年月日」
③「本人確認番号」
④メールアドレス
を記入することで、参加を申請できる。
スマホから親戚できるようにQRコードも用意した。
詳しくはこちら>>>
CCUS技能者アプリ(技能者パスポート)の実証実験の実施について
実証実験により、スマホからウェブアプリを使って就業履歴蓄積状況などを容易に把握できる機能の実装可能性を検証する。
建設業振興基金は、全登録技能者が利用可能なシステム整備に必要となる開発費用なども踏まえながら、実用化を検討する考えだ。
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(参考資料 日刊建設新聞、日刊建設工業新聞 、国土交通省HP、 一般財団法人建設業情報センターHP)