土木・建築施工管理技術検定の学科試験受験者数増加
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背景にある受験資格の緩和
2016年度の試験から導入した受験資格の緩和措置により、2級土木施工管理技術検定と2級建築施工管理技術検定における学科試験の受験者数が伸びています。
従来は高校(指定学科)の3年生、または卒業生を対象としてきましたが、「試験年度に17歳以上」という年齢のみの条件設定に切り替えた結果、在学中の高校生を中心として受験者数が増加したものとみられています。
担い手確保の必要性が高まる中で、2級学科試験の受験資格の緩和措置や、試験会場の拡大など、
受験機会自体の拡大を図るさまざまな取り組みが、功を奏した形となりました。
2017年度からは学科試験を年2回行うなど、若年層を中心に資格取得のチャンスを生み出すことにより入職を促進させるだけではなく、それと同時に、資格取得によって他産業への流出を抑制する狙いもあります。
今後は技術検定の受験者数減少や、合格者の高齢化を打破する取り組みとしても注目を集めることになりそうです。