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CCUS新機能:発注者に登録現場情報公開

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 CCUS 新機能実装   発注者に登録現場情報公開

 建設キャリアアップシステム(CCUS)に新たな機能が実装された。元請け企業の同意を条件として発注者に登録現場の情報を公開し、CCUS利用状況や週休2日達成状況などを確認できるようにした。
 発注者が利用可能な機能の実装は初めて。国土交通省は、受発注者双方の事務負担軽減が期待できるとして、直轄のCCUS義務化モデル工事とCCUS活用推奨モデル工事を対象に、新機能を利用して週休2日達成状況を確認する取り組みを試行する。

CCUSシステム改修の完了

 国交省の2021年度補正予算で措置した1億5000万円を活用し、進めていたシステム改修が完了した。
新機能の利用によって発注者が確認できる情報は、以下の3つの事項。
▽発注工事におけるCCUSの利用状況
▽発注工事における技能者の週休2日達成状況
▽施工体制台帳などの帳票
CCUS利用状況として、平均就業履歴蓄積率、平均登録事業者率、平均登録技能者率、レベル別・職種別・分野別の就業日数を算出できる。週休2日達成状況では、月ごとの現場閉所率や平均就業日数を算出可能だ。
利用の流れは、始めに元請け企業がCCUSに新機能を設定する。続いて、元請け企業が発注者に対し、CCUSのログインに必要なIDとパスワードをメールなどで報告する。発注者はログイン後、エクセルまたはCSVのファイルで登録現場の情報をダウンロードする。利用無料。

直轄が週休2日確認試行

国交省は、直轄で計約300件の現場があるCCUS義務化モデル工事とCCUS活用推奨モデル工事を対象として、元請け企業の同意を得られた工事から順次、CCUSに蓄積された就業履歴を基に週休2日達成状況を確認する取り組みを試行する。
これまでは、元請け企業から提出される作業日誌などで達成状況を確認していたため、発注者の作業負担が大きかったという。新機能の利用によって受注者も資料提出の手間を省くことができ、受発注者双方の事務負担軽減につながるとみる。
国交省は近く、地方自治体などの公共発注者に新機能を周知する。民間工事は元請け企業が特定建設業者の場合に限って利用可能としており、民間発注者にも今後周知する考えだ。


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(参考資料 日刊建設新聞、日刊建設工業新聞 、国土交通省HP、 一般財団法人建設業情報センターHP)