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続・白トラ規制の強化 下

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建設現場で活躍する白ナンバーのダンプトラック事業者が青ナンバーを取得できればいいのだ。白トラ事業者によると、青ナンバー取得(貨物自動車運送事業法の許可取得)の一番のハードルは、5台以上の車両保有が義務付けられていることだ。

前号までの「白トラック規制強化」のまとめ

7月1日の本欄で白トラック規制の強化とそれへの対応方法をまとめた。4月から「白トラ」の荷主に厳罰 建設現場での運用明確化

7月20日の本欄で白トラック規制の強化に対する現状をまとめた。
続・白トラ規制の強化 上

白トラ行為の現状と問題点

建設現場で白トラ行為が多いのは、建設現場の土砂などを運ぶ青ナンバーのダンプトラック事業者が絶対的に不足しているからだ。ただ、ダンプの需要には地域差があり、特に関東で青ナンバーのダンプが不足しているが、そうでない地域も存在する。だからトラックの144時間規制を緩和すれば対応できる、という案もある。

144時間規制とは、国土交通省の告示でトラックドライバーの健康管理のため、いったん車庫をでたら144時間以内に車庫に戻らないといけないという規制だ。これが緩和されれば、関東など青ナンバーダンプが不足している地域に、比較的余裕のある地域から青ナンバーダンプを派遣でき、144時間以上、場合によっては工事が終わるまで現場に滞在して運搬させられる。

この緩和は東日本大震災の際に例があり、これを使って全国から被災地でのダンプ運送の応援を行ったそうだ。同様に他地域の青ナンバーダンプを、これが足りない地域に派遣してくれるならありがたい。しかし、災害復興ならいつか終わるのでその間我慢できようが、今回の荷主規制は永遠に続く。健康管理のための144時間規制の緩和はドライバーには酷だろうし、派遣先での夜間休日の車庫の問題もある。

打開策の提言

結局、建設現場で活躍する白ナンバーのダンプトラック事業者が青ナンバーを取得できればいいのだ。白トラ事業者によると、青ナンバー取得(貨物自動車運送事業法の許可取得)の一番のハードルは、5台以上の車両保有が義務付けられていることだ。ダンプトラックは個人事業者の一人親方が多く、通常1台の車両しか保有していない。彼らは必然的に白トラになる。

法が5台以上の車両保有を義務付けているのは、事業の安定継続(車両故障や事故があっても荷主に迷惑をかけない)や適正な運行管理体制の維持(ドライバーの家老防止や安全確保)のためだ(本当は参入障壁?)。しかし、建設現場のダンプトラックは、近隣の土捨て場までといった近距離、反復の運送が主で、全国や地域の物流を伴う中長距離運送の一般トラックと同じレベルの安定継続性や運行管理体制が求められるとも思えない。

この点、参考になるのは霊きゅう運送や一般廃棄物運送だ。これらも青ナンバーが必要だが、葬儀場から火葬場まで、各戸から廃棄物処理場までといった近距離・定型的は運送なので、車両1台でも許可を受けられる。これらの運送は車両台数以外の許可基準(車庫、資金、役員法令試験、対人無制限の自賠責保険など)は一般のトラックと同じだが、発着地が同一都道府県内に限るという条件が付く。一方、4台までだと運行管理者の資格お不要だ。これら霊きゅう運送などの許可基準をそのまま近距離のダンプトラックのそれに流用していいのではないか。許可基準の緩和により、建設現場の白トラダンプが青トラに合法化され、車庫や自賠責など必要な許可基準をクリアした適正なダンプ運送(課長通達による形だけの合法化よりずっと安全で安心だ)が実現し、併せて建設業者が法違反の不安におびえることもなくなるのだ。

【参照資料】 日刊建設新聞、日刊建設工業新聞、日本工業経済新聞社、国土交通省HP、 一般財団法人建設業情報センターHP 一般財団法人建設業振興基金HP

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