CCUS活用工事 東京都が踏み切る
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4月1日、東京都が建設キャリアアップシステム(CCUS)活用工事を導入すると発表した。
国に次いで公共工事発注量が多い都の動向が注視されていたが、導入によって自治体のCCUS活用拡大も期待される。
CCUS活用工事 東京都が踏み切る
国内最大の公共工事発注自治体である東京都が建設キャリアアップシステム(CCUS)活用工事の導入に踏み切る。
対象工事や具体的な方法などは順次、公表する考え。国に次いで工事発注量の多い都の導入によって、自治体でのCCUS活用拡大に大きな弾みとなる
2月9日時点での都道府県でのCCUSのモデル工事などの導入状況は、47都道府県中43道府県で
・工事成績評定や総合評価
・入札参加資格での加点
・カードリーダなどの費用補助など
いずれかの取り組みを実施しており、「検討中」として未導入だったのは都も含め4都県となっていた。
これにより未導入は青森、山形、富山の3県となる。
都「CCUSの理解促進と活用状況の把握」
都はこれまで、CCUSについて、普及啓発活動には取り組んできたものの、制度にはメリットとデメリットの両面があるとして工事での活用には慎重だった。
今回都は、CCUSの重要性を考慮し、普及啓発活動だけでなく、「CCUSの理解促進と活用状況の把握」を目的として、大規模工事でCCUS活用工事を実施することを決めた。
CCUSの活用方法や条件付けなどは今後、順次、発注予定情報などで発信する。
CCUSの利用が本格化する大きな一歩
東京都によるCCUS活用工事の導入により、国内公共工事の発注上位の国交省とCCUSの普及促進を行う事で建設業界におけるCCUSの利用が本格化する大きな一歩となった。
この取り組みが他の自治体への好例となり、全国的なCCUSの普及と活用が加速することを期待されている。
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(参考資料 日刊建設新聞、日刊建設工業新聞、日本工業経済新聞社、国土交通省HP、 一般財団法人建設業情報センターHP
一般財団法人建設業振興基金HP)