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営繕工事の週休2日、7割達成

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国土交通省は、2017年度から開始した営繕工事における週休2日工事のモニタリングの一環として実施したアンケートの結果をまとめました。
2019年3月までに完成した対象工事26件のうち、7割に当たる19件で4週8休を達成した一方、週休2日を達成できなかった工事では、「建物に執務者がいる状態で行う改修工事で、施工上の制約が大きいため」といった回答が多数ありました。
官房官庁営繕部は調査を継続し、分析結果を基に改善の方法を検討するとしています。

各要因と週休2日促進への評価

調査対象は2019年3月までに完成した新築3件と改修等23件の計26件で、4週8休を達成した19件の工事種別はすべて改修等でした。
4週8休を達成できなかった7件のうち、3件では4週6休を達成し、残る4件のうちの3件でも工期の8割以上で週休2日が取得できていました。
週休2日を達成できた要因については、「適切な工期設定」が34%と最多で、次いで「円滑な協議の実施」が27%、「工事間調整が適切」が14%と、工事関係者の連携を重視する回答が多い結果となりました。
また、「情報共有システム(ASP)を活用することで、発注者や監理事務所との協議が迅速にできた」という意見もありました。
他方、週休2日を達成できなかった要因で最も多かった回答は「執務並行改修での施工上の制約」で、全体の3分の1以上を占めました。
それ以外では「前工程の遅れのため」が21%と多く、開業日が決まっていたことから設備などの後工程にしわ寄せがいったケースが挙げられました。
週休2日促進工事については、作業員の休息や入居官署の休日立ち合いの負担軽減、休日に現場から緊急連絡が来る可能性が低くなるなど受発注者からともに高く評価されています。
デメリットとしては、土日作業の振り替えとして平日に休むと監督員との連絡が難しくなるという意見もありました。