建設キャリアアップシステムの一層の普及へ
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今年4月に本格運用を開始した「建設キャリアアップシステム」への技能者の登録件数が4月末で2万9753人となっていることが分かりました。
本格運用を開始した当初の段階で約2万人（2019年4月5日時点）となっていた登録者数がわずか1ヶ月足らずで約1万人も増加したことになります。
申請件数の伸びを背景に登録者数も堅調に増加している状況にあると言えます。
運営主体である建設業振興基金が建設キャリアアップシステムの専用ホームページで公表した4月30日現在の登録件数（登録手続きの完了）は、技能者が2万9753件、事業者が1万0998件となっています。
本格運用を目前に控えた3月から本格化してきた申請件数の伸びが、そのまま登録者数の増加に跳ね返った形となりました。
実際に技能者登録の申請件数ベースで見れば、2019年2月末までの実績値が2万7460人であったのに対して、本格運用を目前にした3月（実績値）が1万7826件、4月（5月26日時点）が1万3053件と、本格運用をまたぐ2ヶ月間で3万件を超えている状況です。
累計値で5万8339件と、6万人に迫る勢いとなっています。
事業者の登録も着実に増加
一方、事業者による登録申請も3月（実績値）が2778件、4月（5月26日現在）が2291件と平均して2500件ペースで推移しています。
2月末までの実績値（1万1112件）と足し合わせた累計値は1万6181件と、ユーザーである建設企業の着実な対応が進んでいます。
業者の登録が本格化していけば、国土交通省が建設産業における「処遇改善の基本インフラ」に位置付ける建設キャリアアップシステムの一層の普及と実際の現場での活用にも弾みがつきそうです。
